目次
1 機能性食品等に関するニュース
2 食や健康に関するイベント
3 今が旬!いわての農産物紹介
4 研究会からのお願い
1 機能性食品等に関するニュース
〇最新の機能性表示食品届出情報
(消費者庁「機能性表示食品届出データベース」より(令和7年2月20日現在))
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令和6年12月1日~31日の期間において消費者庁に届出があったものは38件でした。食品区分は、「加工食品(サプリメント形状)」が23件、「加工食品(その他)」が15件です。12月は生鮮食品区分の届け出はありませんでした。
※消費者庁食品表示サイト https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/
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2 食や健康に関するイベント
〇(東北農政局)令和6年度第2回食育セミナー「ナッジは面白い~人を動かすアプローチで健康づくり~」
■日時 :2025年3月6日(木) 13:30~15:30
■場所 :仙台合同庁舎A棟8階講堂 (宮城県仙台市青葉区本町3-3-1)
■内容 :東北農政局は、自然に健康になれる食環境づくりを推進するため、行動経済学の理論であるナッジという手法を学ぶ食育セミナーを開催。
■定員 :会場100名、オンライン100回線(ともに先着順)。
■講演テーマ
「その悩みナッジで解決できるかも~頭でわかっていても、健康行動できない人を動かす」
竹林正樹氏 (青森大学客員教授、青森県立保健大学非常勤講師)
■参加申込み(2月27日(木)締切)とセミナーの詳細は下記サイトを参照願います。
https://www.maff.go.jp/tohoku/press/syouan/syouhiseikatsu/250206.html
〇「食と農業分野における産学連携の力:大学×スタートアップ連携が拓く食と農業の未来戦略」
■日時 :2025年3月21日 (金)14:00~17:10
■会場 :JBAオフィス先着20名 (東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー8階)および Zoom によるハイブリッド開催
■定員 :20人、■参加費 :無料
■主催 :(一財)バイオインダストリー協会、■後援 :(公社)日本農芸化学会(予定)
■協力 北海道大学、東北大学、新潟大学、名古屋大学
■内容 本セミナーでは、食と農業分野における4大学の最新の取り組みと、いち押しのスタートアップ企業の取り組みを紹介し、食と農業の未来戦略について考えます。
~大学の最新の取り組み~【講演20分+質疑応答5分】
(1)北海道産レッドビート抽出物のヘルスケア分野での利用に向けて
崎浜 靖子 氏(北海道大学 大学院 農学研究院 教授)
(2)生体における酸化ストレスとその意義:フェロトーシスに着目して
伊藤 隼哉 氏(東北大学 大学院 農学研究科 助教)
(3)災害時の食の改善による減災、復興を目指して
藤村 忍 氏(新潟大学 農学部食品科学プログラム 教授)
(4)時間栄養学を活かした個別化栄養に向けた食品開発の展望
小田 裕昭 氏(名古屋大学 大学院 生命農学研究科 准教授
その他「スタートアップ企業の活動紹介」として4テーマの講演が予定されております。
■参加申込み(3月19日(水)締め切り)とセミナーの詳細下記サイトを参照願います。
https://www.jba.or.jp/event/post_239/
3 今が旬!いわての農産物紹介
今月は「ブロッコリー」です。
岩手県で生産されるブロッコリーは、7月から10月にかけて出荷され、今の時期は本県産の季節外となります。しかし、ブロッコリーは12月~3月が旬とされ、国内の主要産地である埼玉県や愛知県では今がまさに出荷最盛期で、県内の青果販売店でも数多く見受けられます。農林水産省は、近年消費量が拡大しているブロッコリーを2026年から「指定野菜」に追加することとしており、何かと話題が多いことから今月号で紹介します。
「指定野菜」とは、消費量が多く国民にとって重要な野菜を農林水産省が指定し、安定して出荷できるよう国や県が産地の支援を重点的に行う野菜です。新たな登録は、1974年の「ばれいしょ(じゃがいも)」以来約半世紀ぶりとなります。
令和4年度の岩手県の出荷量は744tと全国で27位となっていますが、全国的に需要が拡大しており、県内でも生産量が増えています。岩手県では、宮古や久慈地域といった県北沿岸地域での生産が多くなっています。ブロッコリーは、収穫後鮮度低下が著しいことから、発泡スチロールの箱に氷を詰めて低温状態で出荷され、県内外に鮮度抜群の状態で届けられています。沿岸地域で生産が多いのは、漁業の製氷施設を活用することで鮮度保持に必要な氷を手軽に入手できることも一つの要因です。
ブロッコリーは「栄養宝石の冠(Crown of Jewel Nutrition)」とも呼ばれ、ビタミンCやビタミンB群、ビタミンE、β-カロテン、カルシウム、カリウム、食物繊維を豊富に含んでいる緑黄色野菜です。また、様々な病気の予防や健康維持に働くファイトケミカルであるスルフォラファンが含まれていることで近年注目を浴びています。その他、加熱しても鮮やかな緑が映えるため、食卓やお弁当の彩りとして年間を通して需要があります。また、比較的たんぱく質が多く低カロリーなのでアスリートからの注目も高まっており、様々な特徴があることから消費が伸びています。
ブロッコリーは機能性表示食品として消費者庁に生鮮食品区分で3件登録されています(2025年1月現在)。機能性関与成分は「スルフォラファングルコシノレート」が2件で、表示する機能は「健康な中高年世代の方の健常域でやや高めの血中肝機能酵素(ALT)値を低下させる機能」、「肌の乾燥が気になる方の肌の水分量を高め乾燥を緩和する機能」です。また、「GABA」が1件で表示する機能は「血圧が高めの方の血圧を下げる機能」となっています。
4 研究会からのお願い
〇会員の皆様からの情報提供について
研究会では、メールマガジンに掲載する、会員関連情報を募集しています。イベント開催や商品案内等、研究会内で共有したい情報がございましたら研究会事務局までご連絡ください。
なお、情報提供にあたっては以下の事項について確認をお願いします。
■原稿は、矢野会長と事務局で確認(会の目的や活動との整合性等)後掲載します。
■メルマガ発行は、毎月最終水曜日となります。原稿は、その前週金曜日ごろまでに事務局までメールにてお願いします。
■原稿様式は、特に定めておりませんがテキスト形式で送付ください。掲載する体裁等は事務局に一任ください。