いわて農林水産物機能性活用研究会メールマガジン2024年1月号
目次
1 研究会からのお知らせ
2 機能性食品等に関するニュース
3 食や健康に関するイベント
4 今が旬!いわての農産物紹介
5 研究会からのお願い
1 研究会からのお知らせ
〇 矢野会長から新年のご挨拶
会員の皆様 明けましておめでとうございます。本研究会は2017年6月、研究会の理念を掲げて開催したシンポジウム「岩手の農林水産物を活用して、ひとも街も元気になる方法を、専門家といっしょに考えてみるシンポジウム@いわて」から始まりました。今年で、設立8年目を迎えます。これまで毎年シンポジウムを企画・開催して来ました(2018年「地域の未来を守る健康づくりと健康産業」、2019年「おいしい三陸の恵みで元気な体と地場産業を育てよう」、2020年「食の機能を活用した健康づくり産業」、2021年「地域を担う農芸化学と産学連携(日本農芸化学会東北支部と共催)」、2022年「農林水産物で美しく健康に」、2024年(2023年度)「健康食材の宝庫“いわて”から機能性食品を発信する(2/13開催予定)」)。世界情勢の変化とともに、地域資源を生かした健康づくりの重要性が高まっています。いわての農林水産業を基盤に、人々の健康増進・産業振興を目指して、会員の皆様と共に活動を続けたいと思っております。今年も益々のご支援ご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
〇 令和5年度いわて農林水産物機能性活用シンポジウムのご案内
岩手生物工学研究センターおよび研究会では、下記シンポジウムを予定しております。まだ会場に余裕があります。会員の皆様の参加をお待ちしております。
■日 時 令和6年2月13日(火) 13:30~16:00
■場 所 盛岡市 岩手教育会館 (オンライン併用)
■内 容 「健康素材の宝庫 “いわて” から機能性食品を発信する」をテーマに以下の講演を予定します。
(1) 報告 「岩手の農林水産物が秘める機能性とその活用」
公益財団法人岩手生物工学研究センター 生物資源研究部 研究部長 矢野 明 氏
(2) 講演 「機能性表示食品の開発から販売に向けた企業戦略」
研究開発コンサルタント(元キリンホールディングス㈱執行役員 R&D本部 副本部長) 近藤 恵二 氏
(3) 事例報告1 「菜彩鶏むね肉)」
株式会社十文字チキンカンパニー 営業部 営業課 課長代理 中村 一寛 氏
(4) 事例報告2 「アマタケ サラダチキン」
株式会社アマタケ 上席執行役員 品質管理部 部長 山﨑 周 氏
■申し込み 研究会事務局菅原(h−sugawara@ibrc.or.jp)まで連絡をお願いします。
締切は令和6年2月5日(月)です。
■シンポジウムの詳細は別添のチラシを参照ください。
2 機能性食品等に関するニュース
〇最新の機能性表示食品届出情報
(消費者庁「機能性表示食品届出データベース」より(令和6年1月22日現在))
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令和5年11月1日~30日消費者庁に届出があったものは136件でした。食品区分は「生鮮食品」0件、「加工食品(サプリメント形状)」71件、「加工食品(その他)」65件です。今月は生鮮食品の届出はありませんでした。
機能性表示食品の届出情報検索 | 消費者庁 (caa.go.jp)
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3 食や健康に関するイベント
〇公開シンポジウム「食料自給率の動向と見通し-食料・農業・農村基本法改正に向けて」
■開催日時 令和6年(2024年)2月3日(土)13:00 ~ 17:00
■開催地 東京大学農学部弥生講堂(東京都文京区弥生1-1-1)(ハイブリッド開催)
■主催:日本学術会議農学委員会・食料科学委員会
■共催:日本農学アカデミー
■後援:農林水産省、(公財)農学会、(一社)日本農学会、国立大学法人東京大学大学院農学生命科学研究科アグリコクーン
■対象 参加費無料。なたでも参加いただけます(要事前登録)
■内容 食料・農業・農村基本法の改正法案が2024年通常国会に提出され審議される予定である。現行食料・農業・農村基本法では、食料自給率の目標を掲げ、国内の農業生産及び食料消費に関する指針としている。しかし、 これまで食料自給率の目標は達成されない状況が続いている。本シンポジウムでは、食料自給率の動向の要因を整理しつつ、今後の見通しとあるべき政策について議論を行う。
■ プログラム
司会:白鳥 佐紀子(日本学術会議連携会員、国際農林水産業研究センター主任研究員)
13:00 開会挨拶:髙山 弘太郎(日本学術会議第二部会員、豊橋技術科学大学大学院工学研究科教授/愛媛大学大学院農学研究科教授)
13:10 第1報告:杉中 淳(農林水産省大臣官房総括審議官)
13:30 第2報告:小嶋 大造(東京大学大学院農学生命科学研究科准教授)
14:10 第3報告:中嶋 康博(日本学術会議第二部会員、東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
14:50~15:10 休憩
15:10 総合討論:
杉中 淳(農林水産省大臣官房総括審議官)
小嶋 大造(東京大学大学院農学生命科学研究科准教授)
中嶋 康博(日本学術会議第二部会員、東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
八木 信行(日本学術会議連携会員、東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
武見ゆかり(女子栄養大学栄養学部教授)
生源寺眞一(日本農学アカデミー会長、日本農業研究所研究員)
16:50 閉会
■参加申込み 対面・オンライン参加いずれも下記リンク先HPまたはポスターのQRコードから事前登録をお願いします
公開シンポジウム「食料自給率の動向と見通し-食料・農業・農村基本法改正に向けて」 (u-tokyo.ac.jp)
■問合わせ先 東京大学農学生命科学研究科アグリコクーン教育・起業支援室
e-mail: office[at]agc.a.u-tokyo.ac.jp tel: 03-5841-8882 fax: 03-5841-8883
〇健康博覧会
■日時 2024 2024年2月20日(火)~22日(木) 時間10:00 -17:00
■場所 東京ビッグサイト 東4・5・6ホール
■内容
42年目の開催を迎える、「健康」分野で国内最大のビジネストレードショーです。健康に関連する製品・サービスが広く展示され、国内外の鉄板&最新トレンドがわかるビジネスセミナーも多数実施されます。
■主催 インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社
■後援 農林水産省、日本貿易振興機構(ジェトロ)
■参加申込 展示会公式HPより来場者事前登録が必要。
公式HP 健康博覧会 | ひと・社会・地球の健康を考えるビジネストレードショー | トップページ (this.ne.jp)
■問合せ インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社 TEL : 03-5296-1025
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4 今が旬!いわての農産物紹介
今月は根ミツバです。
根ミツバは、その名のとおり根が付いたまま出荷されるミツバです。根は細いゴボウのようなしっかりしたものとなっています。岩手県内では岩手町や雫石町で「促成根ミツバ」が栽培されています。6月ごろに種をまきひと夏株を成長させ、その根株を秋に掘り上げハウス内に伏せ込んで栽培します。出荷は1月から3月にかけて行われ、冬場の貴重な青菜として鍋物やおひたしとして利用されます。
ミツバは、にんじんなどと同じセリ科の植物で、数少ない日本原産の野菜です。現在八百屋さんでよく見かけるミツバは、水耕栽培の糸ミツバで年7~8回収穫でき周年販売されています。これから県内で収穫される根ミツバは、ほぼ1年かけて育ったもので、しっかりした食感と強い香りが特徴です。薬味としての利用だけではなくミツバそのものを味わう「おひたし」や「和え物」、「煮びたし」など主役として使う料理がおすすめです。
ミツバは、β-カロテンやカリウム・鉄を多く含む緑黄色野菜です。これらの栄養素は、貧血予防、疲労回復、肌荒れ予防に有効といわれています。また、ミツバ独特の香り成分には神経を鎮める作用や不眠改善、食欲増進作用があるといわれています。
これから八百屋さんや産直施設では、県内で収穫された鮮度抜群の「根ミツバ」が販売されます。生産量が少なく入手が困難かもしれませんが、もしお店で見かけたらぜひ購入していただき、ミツバが主役の料理を味わってはいかがでしょうか。
5 研究会からのお願い
〇会員の皆様からの情報提供について
研究会では、メールマガジンに掲載する、会員関連情報を募集しています。イベント開催や商品案内等、研究会内で共有したい情報がございましたら事務局 seikouken@ibrc.or.jp までご連絡ください