いわて農林水産物機能性活用研究会メールマガジン2024年7月号

目次

 研究会からのお知らせ

2 機能性食品等に関するニュース

3 食や健康に関するイベント

4 今が旬!いわての農産物紹介

5 研究会からのお願い

 

1 研究会からのお知らせ

  〇令和6年度いわて農林水産物機能性活用シンポジウム開催についてのご案内

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    研究会及び岩手生物工学研究センターでは、下記シンポジウムを開催します。会員の皆様の参加をお待ちしております。

  ■日時  令和6年9月3日(火)13:30~16:00

  ■場所  盛岡市  岩手教育会館(オンライン併用)

  ■内容  「農林水産物はどうして体に良いの?」をテーマに以下の講演を行います。

(1)報告「岩手県の農林水産物が持つ健康機能性」  (13:40-14:00) 

公益財団法人岩手生物工学研究センター生物資源研究部  研究部長  矢野  明  氏

(2)講演                                  

ア  「食関連産業において健康機能性はどのように示されてきたか」 (14:00-14:50)

一般社団法人健康食品産業協議会理事

エビデンスレビュー評価委員会事務局長

森永製菓株式会社  西村  栄作  氏

イ  「健康機能性の情報との向き合い方」 (15:00-15:50)

                      盛岡大学栄養科学部  教授  矢賀部  隆史  氏

  ■シンポジウムの詳細は別添のチラシを参照ください。

  ■参加申込み  研究会事務局 菅原(h−sugawara@ibrc.or.jp)まで連絡(氏名・参加方法)をお願いします。締切は令和6年8月26日(月)です。

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2 機能性食品等に関するニュース

〇最新の機能性表示食品届出情報

(消費者庁「機能性表示食品届出データベース」より(令和6年7月29日現在))

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令和6年5月1日~31日の期間において消費者庁に届出があったものは118件でした。食品区分は、「生鮮食品」が4件、「加工食品(サプリメント形状)」が69件、「加工食品(その他)」が45件です。このうち生鮮食品は以下の通りです(「商品名(名称)機能性関与成分」で記載)。①「クレイン社カリフォルニア生クルミ(木の実)α-リノレン酸」、②「国産ライチ(ライチ)GABA」、③「フレスカーナバナナ(バナナ)GABA」、④「糖調唐辛子(糖調唐辛子)ルテオリン」

機能性表示食品の届出情報検索 | 消費者庁 (caa.go.jp)

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3 食や健康に関するイベント

〇「野菜の日」Webシンポジウム~「冷凍野菜」を生活に上手に取り入れるために

■日時  8月21日(水) 14:00~16:15

■場所  オンライン

■内容  8月31日は、野菜「8(ヤ)3(サ)1(イ)」の日。農林水産省は、野菜の日に向け、野菜の消費拡大の機運醸成を図るため、近年、需要が増加している「冷凍野菜」をテーマに、Webシンポジウムを開催。最新の冷凍技術など冷凍野菜に係る基調講演を行うとともに、生産現場、冷凍食品業界の現状や取組、日頃の食生活での上手な活用方法等を紹介する。

●基調講演

・冷凍野菜のサイエンス

●ミニ講演

・冷凍野菜原料の安定供給のための取り組み

・べんりとおいしいのその先へ

・フードロスを防ごう!簡単ホームフリージング

・元南極シェフおすすめの冷凍野菜活用術

参加費無料、参加申込みは8月15日(木)17:00締切(先着順)。

その他  参加申込みとイベントの詳細は以下サイトを参照ください。

   令和6年度「野菜の日」Webシンポジウムを開催します:農林水産省 (maff.go.jp)

 

〇食品開発展2024(Hi Japan/ FiT Japan/ S-tec Japan/ LL Japan)

■会期 2024年10月23日(水)・24日(木)・25日(金)

■会場 東京ビッグサイト西1・2・4ホール&アトリウム

■主催 インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社

■後援 厚生労働省/東京都/日本貿易振興機構(ジェトロ)/農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門

■食品開発展2024 出展資料請求は下記サイトへ

 食品開発展 | Home (hijapan.info) 

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4 今が旬!いわての農産物紹介

 

今月はトマトです。

岩手県では一関市・盛岡市・奥州市で生産が多くなっています。出荷は6月から10月ごろまでの夏秋期が中心です。国では、県内の5地域(岩手中央・花北・一関・馬淵川・胆江)を夏秋トマトの野菜指定産地として指定し、トマトを安定して消費者に届けるための支援を行っています。令和4年度の出荷量は、7,740tと全国で21位となっています。参考までに全国第1位は熊本県で125,800tとなっています。

これまで県内のトマト生産といえば夏秋期が中心でした。近年、施設栽培に環境制御技術を導入して、県内でもほぼ1年間収穫する周年作型や夏秋作型の収穫期を延長した長期どり作型で収量を大幅に増やす農家が徐々に増えています。環境制御技術は、ハウス内の環境(温度、湿度、二酸化炭素、光、養水分など)を機器により制御(コントロール)し、必要最小限の費用で作物を生育に最適な状態で栽培する方法です。この技術は、キュウリなど他の果菜類でも利用され農家の所得向上に役立っています。

緑黄色野菜であるトマトには、β-カロテンをはじめ、ビタミンE、ビタミンCやミネラルなどが豊富に含まれおり「トマトが赤くなると医者が青くなる」という言い伝えも残っています。さらにアミノ酸の一種でうま味成分として知られるグルタミン酸が含まれており、ケチャップやピューレ、缶詰などの加工品は世界中で愛用されています。

トマトの赤い色素であるリコペンには強力な抗酸化作用があり、生活習慣病の予防効果が期待されています。また、加熱しても効果が変化しないことが知られていることから加工品からの摂取もできます。その他、リラックス効果・血圧を下げる効果やストレスを軽減する効果が期待されるGABA(γ-アミノ酪酸)も含まれています。トマトは、機能性表示食品として生鮮食品区分で29件登録されています(2024年6月)。このうち機能性関与成分「GABA」が26件、「リコピン」が7件、「クエン酸」が1件となっています(複数成分での登録があり合計件数は一致しない)。

 

5 研究会からのお願い

〇会員の皆様からの情報提供について

研究会では、メールマガジンに掲載する、会員関連情報を募集しています。イベント開催や商品案内等、研究会内で共有したい情報がございましたら事務局 seikouken@ibrc.or.jp までご連絡ください。

なお、情報提供にあたっては以下の事項について確認をお願いします。