いわて農林水産物機能性活用研究会メールマガジン2023年2月号

目次

1 機能性食品等に関するニュース

2 食や健康に関するイベント

3 今が旬!いわての農産物紹介

4 研究会からのおしらせ

 

1  機能性食品等に関するニュース

〇JA新いわての「寒じめほうれんそう」について

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  当研究会が支援を行い、令和元年から機能性表示食品として販売されている「寒じめほうれんそう」の産地情報(2月10日付け)について下記サイトで紹介されています。現在県内外に出荷が盛んに行われているとのことです。今年度の実績がまとまりましたらあらためて紹介したいと思います。

https://ja-jp.facebook.com/shiniwate

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〇最新の機能性表示食品届出情報

(消費者庁「機能性表示食品届出データベース」より(令和5年2月20日現在))

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令和4年12月1日~31日消費者庁に届出があったものは148件でした。食品区分は「生鮮食品」3件、「加工食品(サプリメント形状)」77件、「加工食品(その他)」68件です。生鮮食品は以下の通りです。①「有機大豆もやし(有機大豆もやし(加熱調理用))GABA・大豆イソフラボン」(「商品名(名称)機能性関与成分」で記載)、②「ゆうがたベーネ(トマト)GABA」、③「温泉パプリカ(パプリカ)GABA」。

機能性表示食品の届出情報検索 | 消費者庁 (caa.go.jp)

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2 食や健康に関するイベント

 

  〇『「食によるヘルスケア産業創出コンソーシアム」食ヘルスケア!シンポジウム

~生産性の高い、個人が活き活きと過ごせる健康長寿社会を考える~』

■開催趣旨

「食によるヘルスケア産業創出コンソーシアム」では、軽度不調の科学的エビデンスによる見える化と改善因子の解明に取り組んでまいりました。

本シンポジウムでは、機能性食品開発・農産物生産、医薬品開発や健康産業に携わっておられる皆さまを対象に研究成果を発表いたします。

■開催日時  2023 年 2 月 28 日(火曜日)13 時 00 分~17 時 00 分

■開催方法

オンライン配信(TKP 東京駅カンファレンスセンター ホール 12A より Zoom 配信)

■主催(共催)

SIP「スマートバイオ産業・農業基盤技術」食によるヘルスケア産業創出コンソーシアム

(共催:生物系特定産業技術研究支援センター)

■参加申込(事前登録が必要です)

参加をご希望される場合には、2023年 2 月 24 日(金)までに以下の申込フォームからお申し込みください。

【申込フォーム】  URL:https://event.event-planner.net/#/ga-fk46b

※定員(400 名:申込先着順)になり次第締め切りとなります。

■問い合わせ先

「食によるヘルスケア産業創出コンソーシアム」事務局(菊池)

 E-mail:SIP2-2B-Healthcare@ml.affrc.go.jp

研究代表者:山本(前田)万里

  農研機構 食品研究部門 エグゼクティブリサーチャー

 E-mail:marimy@affrc.go.jp

 

〇スマートフードチェーンシンポジウム2023

~ukabis で変わる食の未来~

  スマートフードチェーンコンソーシアム※1は、食の生産・流通・消費を最適化するデータ連携プラットフォームの社会実装を目指し、新たな情報連携基盤であるスマートフードチェーンプラットフォーム「ukabis」を構築しました。シンポジウムではukabisに関する様々な取り組みについての講演やパネルディスカッション、リアル会場では来場者との交流などを予定しております。

※1 スマートフードチェーンコンソーシアム・・・戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「スマートバイオ産業・農業基盤技術」スマートフードチェーンコンソーシアム

 

■ 開催日時        2023年3月9日(木曜日)13:30~17:30

■ 開催方法        リアル開催(オンライン配信あり)

■ 参加費   無料

■ プログラム詳細   https://ukabis.com/symposium2023/

■ 参加申込        上記サイトのお申込みフォームよりご登録ください。

(期限 : 2023年3月7日(火曜日)18:00まで)

 

3 今が旬!いわての農産物紹介

今月は「なばな」です。

   なばなは、奥州市のほか県内各地域で栽培されています。品種は東北農業試験場盛岡試験地(現在は東北農業研究センター)で育成された「はるの輝」です。この品種は、つぼみはもちろん茎葉もおいしく食べられ、苦味もなく甘いのが特徴です。出荷は地元市場や産直施設におこなわれ2月から3月が最盛期となります。「はるの輝」は食味がよいのですが晩生品種のため通常の栽培では4月からの出荷となります。そこで岩手県農業研究センタ-では、「はるの輝」の苗を低温にあて早く花芽をつくらせることで2月から収穫できる技術を開発しました。いま販売されているものは、昨年の8月に播種し出芽後2か月間冷蔵庫に保管した苗を10月にハウスに定植した株からとれたものです。

   なばなはビタミン類やミネラル類を豊富に含みますが、特にビタミンCの含有量は野菜の中でトップクラスです。このため、白血球の働きを強めることで風邪などの病気に対する免疫力を高めるとされています。また、カルシウムは冬どりほうれんそうの約3倍も含まれています。現在「なばな」は機能性表示食品として消費者庁への登録はまだありません。近縁種類の野菜である「小松菜」は生鮮食品区分で1件登録されています(2023年2月16日現在)。機能性関与成分は「ルテイン」です。表示する機能性は、コントラスト感度(ぼやけ、かすみを軽減しくっきり見る力)を改善となっています。

 

4 研究会からのお願い

〇 会員の皆様からの情報提供について

研究会では、メールマガジンに掲載する、会員関連情報を募集しています。イベント開催や商品案内等、研究会内で共有したい情報がございましたら事務局 seikouken@ibrc.or.jp までご連絡ください。