いわて農林水産物機能性活用研究会メールマガジン2024年3月号

目次

 機能性食品等に関するニュース

2 食や健康に関するイベント

3 今が旬!いわての農産物紹介

4 研究会からのお願い

 

1 機能性食品等に関するニュース

〇最新の機能性表示食品届出情報

(消費者庁「機能性表示食品届出データベース」より(令和6年3月22日現在))

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令和6年1月1日~31日消費者庁に届出があったものは82件でした。食品区分は「生鮮食品」4件、「加工食品(サプリメント形状)」44件、「加工食品(その他)」34件です。生鮮食品は以下の通りです(「商品名(名称)機能性関与成分」で記載)。①「プレミアムスプラウト ブロッコリースプラウト(ブロッコリースプラウト)スルフォラファングルコシノレート」、②「近鉄ふぁーむごちそうトマト(トマト)GABA」、③「近鉄ふぁーむごちそうトマト Premium(プレミアム)(トマト)GABA」、④「プチヴェールGABA(プチヴェール)GABA」

機能性表示食品の届出情報検索 | 消費者庁 (caa.go.jp)

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2 食や健康に関するイベント

 

「第3回NARO食と健康の国際シンポジウム」~FERMENTATION(発酵)-Technology and Health-(オンライン)

■日時 4月16日(火) 13:00~17:30

■場所 オンライン

■内容 農研機構は、「第3回NARO食と健康の国際シンポジウム」を開催。「発酵」における最新の研究動向を共有し、先端技術による食品産業イノベーションの可能性について、国際的な視点で議論をおこなう。使用言語、英語(日本語同時通訳あり)。詳細は下記申込サイトを確認ください。

①AIと相談する食生活で実現する持続可能な未来型健康社会

②未来の発酵研究プロジェクト(調整中)

③セッションI:発酵と健康

④セッションII:発酵テクノロジー

■定員2000人、参加費は無料

■申込は下記サイトから事前登録が必要。4月15日(月)12:00締切

NARO 3rd International Symposium on Food and Health | 第3回NARO食と健康の国際シンポジウム

 

〇食品開発展2024(Hi Japan/ FiT Japan/ S-tec Japan/ LL Japan)

■会期 2024年10月23日(水)・24日(木)・25日(金)

■会場 東京ビッグサイト西1・2・4ホール&アトリウム

■主催 インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社

■後援 厚生労働省/東京都/日本貿易振興機構(ジェトロ)/農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門

■食品開発展2024 出展資料請求は下記サイトへ

 食品開発展 | Home (hijapan.info) 

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3 今が旬!いわての農産物紹介

今月はわさびです。

岩手県のわさび栽培は大正4年ごろ遠野市宮守町達曽部地区で開始されました。わさびは、栽培方法により水わさびと畑わさびに分けられます。水わさびは、豊富な湧水をかけ流すわさび田で栽培した根茎を「根わさび」として利用するものです。静岡県や長野県が主産地です。畑わさびは、広葉樹などの林床で栽培し葉柄を「葉わさび」、開花前の花穂を「花わさび」として利用します。岩手県は令和4年度の生産量が393tと全国第3位となっています。このうち畑わさびが365tと全国第1位の生産量となっています。県内では水わさびが遠野市、畑わさびが岩泉町と九戸村で多く栽培されています。岩手県で生産されたわさびの99%はわさび漬けやねりわさびの原料として加工用に仕向けられています。

わさびは、日本原産の植物で、常緑の多年生植物ですが、生育適温は8~17℃です。-3℃以下になると凍害を生じ、18℃以上の温度では、病害や生育停止となります。また、生育には光条件が重要で直射日光にとても弱い特徴があります。このような植物的な生育特性から栽培は、年中豊富な湧水が流れている山間地域の谷間や間伐が行き届いた広葉樹、アカマツ・カラマツ混交林の林床内に整備された圃場で行われています。この様に栽培条件を整えてもわさびの生育は緩慢で、1年間養生した苗を圃場に定植し、さらに収穫する根茎を充実するための栽培管理を2年間行います。わさびは、播種して収穫まで3年かかります。

わさびは、根茎をすりおろして薬味として、葉柄は漬物として、また春先に出てくる花穂はおひたしにして利用されています。わさびの最大の特徴は、すりおろして食べた時鼻につんと来る独特の辛みと風味です。これはアリルイソチオシアネートによるもので、この成分には抗菌効果・血栓予防効果や食欲増進効果もあります。栄養成分としては、食物繊維、カリウム、カルシウムや数種類のビタミン類を含み特にビタミンCはピーマン並みに多く含まれています。

県内では、「花わさび」が3月下旬から、「根わさび」は5月から収穫が始まります。この時期になると県内の主な産地の産直施設などで新鮮なわさびが販売されます。お店で県内産の「根わさび」を見かけたらぜひ購入していただき、三陸沖で取れた新鮮な魚の刺身の薬味として、また、たっぷりすりおろして「わさびどんぶり」として味わってはいかがでしょうか。

 

4 研究会からのお願い

 

〇会員の皆様からの情報提供について

研究会では、メールマガジンに掲載する、会員関連情報を募集しています。イベント開催や商品案内等、研究会内で共有したい情報がございましたら事務局 seikouken@ibrc.or.jp までご連絡ください。