いわて農林水産物機能性活用研究会メールマガジン2024年2月号
目次
1 研究会からのお知らせ
2 機能性食品等に関するニュース
3 食や健康に関するイベント
4 今が旬!いわての農産物紹介
5 研究会からのお願い
1 研究会からのお知らせ
〇 令和5年度いわて農林水産物機能性活用シンポジウム
=====================================
2月13日(火)13時30分から盛岡市「岩手教育会館」にて開催しました。参加は100名(会場60名、オンライン40名)と会員の皆様をはじめ多くの参加がありました。
「健康素材の宝庫“いわて”から機能性食品を発信する」と題し、機能性表示食品の開発から届出の実際について各講師からご報告とご講演をいただきました。参加者のアンケートからは、シンポジウムを通じて機能性表示食品制度の理解が深まったことがうかがわれました。また次回シンポジウム開催への貴重なご意見もありました。研究会では、いただいたご意見を今後の活動に生かしていきたいと考えています。
=====================================
2 機能性食品等に関するニュース
〇当研究会が届出支援を行った機能性表示食品「アマタケ サラダチキン」シリーズの販売が3月1日から開始されます
=====================================
株式会社アマタケは、機能性表示食品「アマタケ サラダチキン」シリーズの販売を今週3月1日から開始します。「アマタケ サラダチキン」の原材料には岩手県産の鶏むね肉が使用されています。鶏むね肉には「イミダゾールジペプチド」が豊富に含まれ、「日常生活での一時的な疲労感の軽減」が期待できます。
購入はオンラインショップ(amatake.co.jp)や、岩手県内の「マイヤグループ」各店舗で。
〇最新の機能性表示食品届出情報
(消費者庁「機能性表示食品届出データベース」より(令和6年2月26日現在))
=====================================
令和5年12月1日~31日消費者庁に届出があったものは172件でした。食品区分は「生鮮食品」2件、「加工食品(サプリメント形状)」105件、「加工食品(その他)」65件です。生鮮食品は以下の通りです(「商品名(名称)機能性関与成分」で記載)。①「ロケット発芽にんにく(発芽にんにく)アリイン」②「サンキストネーブルオレンジ(ネーブルオレンジ)GABA」
機能性表示食品の届出情報検索 | 消費者庁 (caa.go.jp)
=====================================
3 食や健康に関するイベント
〇(東北農政局)食べて応援しよう!in仙台2024(3月16日~17日)
■日時 :3月16日(土)~3月17日(日)
■場所 :勾当台公園市民広場 (宮城県仙台市青葉区)
■内容 :東北農政局は、東日本大震災の被災地支援の一環として、「食べて応援しよう!in仙台2024」を開催。岩手県、宮城県、福島県の被災3県の農林漁業者、食品事業者が農林水産物や加工品などを販売する。
■詳細は以下サイトを参照ください
「食べて応援しよう!in仙台2024」の開催について:東北農政局 (maff.go.jp)
〇4大学+1企業アグリ食品セミナー「食の未来を創るパートナーシップ:産学連携がもたらす機能性革新」
■開催日時 2024年3月15日(金)14:00~16:50
■会場 Zoom配信および(一財)バイオインダストリー協会(ハイブリッド)
■会場URL https://www.jba.or.jp/images/JBAmap1_new.jpg
■定員 500人 ■講演会参加費 無料
■主催 (一財)バイオインダストリー協会 ■後援 日本農芸化学会(予定)
■協力 :北海道大学、東北大学、新潟大学、名古屋大学
■内容
①「苗床(サロン活動)とガレージで生み出す食と農の新しい産学連携」
寺野 真明 氏(名古屋大学 未来社会創造機構 オープンイノベーション推進室・室長 特任教授 兼務)、(株)TOKAI INNOVATION INSTITUTE 執行役員)
②「ビタミン・食品成分が持つ機能性の探索」
大崎 雄介 氏(東北大学 農学研究科 准教授)
③「抗真菌ペプチドの活用によるマイコバイオーム改善への可能性」
落合 秋人 氏(新潟大学 学部 准教授)
④「健康寿命を延ばす効果のある機能性成分の探索」
加藤 英介 氏(北海道大学 農学部 准教授)
⑤「大学、企業との価値共創による新規機能性食品素材の研究開発事例~産学連携の成果と展望~」
卯川 裕一 氏((株)ダイセル ヘルスケアSBU事業推進室 事業戦略グループ マネージャ
■お申し込みとセミナ-詳細は 下記HP参照願います。
〇「未来の食のパーセプション・ギャップ(認識のズレ)解消」 〜戦略的イノベーションプログラム(SIP)第3期「食のミカタ」の味方(サポーター)募集〜
■開催日時 2024年3月14日(木)15:00~17:30
■会場 (一財)バイオインダストリー協会 オフィス及びオンライン(MS-Teams)によるハイブリッド開催
■会場URL https://www.jba.or.jp/access/
■定員 500人 ■講演会参加費 無料
■主催 (一財)バイオインダストリー協会 Food Bio Plus 研究会
■共催 食のミカタ(大阪公立大学+(株)Monjude)
■内容
①「食のミカタのミッション」 小泉 望 氏(大阪公立大学 農学研究科 教授)
②「食におけるブランド効果」 小林 哲 氏(大阪公立大学 経営学研究科 教授)
③「ナッジを活用した具体的な事例(ヘルスケア領域)」 中村 順 氏((株)Monjude 取締役)
④「食の安全に関するパーセプションギャップ」 三宅 眞実 氏(大阪公立大学 獣医学研究科 教授)
■お申し込みとセミナ-詳細は 下記HP参照願います。
=====================================
4 今が旬!いわての農産物紹介
今月はタラノメです。
タラノメは「タラノキ」の若芽を利用するものです。古くから最高級山菜としててんぷらなどの料理に利用され山菜の王様として珍重されてきました。収穫は天然もので4月下旬ごろ(ソメイヨシノの満開期が目安とされています)からはじまりますが、販売されている多くのタラノメは促成栽培され、早いもので12月から収穫されています。岩手県内では、まとまった大きな産地はありませんが、各地域で冬の収入源としてタラノメの促成栽培がおこなわれ、1月下旬から出荷がおこなわれます。
タラノメの促成栽培は、10月下旬以降に落葉したタラノキの枝から芽を2から3個つけて切り取って穂木とします。この穂木をハウス内に準備した温床に植え付け、カーテンやトンネルなどで保温すると約30日で収穫することができます。タラノキは県内の山間地に自生していますがが、多くの産地では、取り扱いやすいトゲの無いもの、大きな若芽を付けるもの、保温後の萌芽が早くそして揃いの良いものなど栽培に有利な品種を利用しています。さらに、穂木をとるための株を養成する専用の畑を準備します。
タラノメは、たんぱく質が豊富に含まれておりその量は野菜類の中では上位にランクされます。このことが、タラノメが持つぼってりとした脂っこい独特の食感となり珍味とされる理由です。また、カロテンも比較的多く含まれており栄養面でも優れております。促成栽培のタラノメの草姿は天然ものに比べややコンパクトで食べ応えにやや欠けますが、旬を先取りし少し早い春の味を楽しんではいかがでしょうか。
5 研究会からのお願い
〇会員の皆様からの情報提供について
研究会では、メールマガジンに掲載する、会員関連情報を募集しています。イベント開催や商品案内等、研究会内で共有したい情報がございましたら事務局 seikouken@ibrc.or.jp までご連絡ください。