岩手生物工学研究センター 生物資源研究部
健康機能研究チーム
生物資源研究部・健康機能研究チームでは、成分分析技術、細胞機能解析技術等を駆使して、農林水産物が有する“健康機能性”について基礎・応用研究を行なっています。
同時に、農林水産物の “機能性” を活用して、人々の健康維持増進および地域産業振興に寄与する技術の開発を進めています。
新着情報
【学会】日本農芸化学会東北支部第１５９回大会にて、上杉主任研究員が「Cacalia属山菜に含まれるフェロトーシス抑制成分の同定」、結城研究助手が「甘茶の成分品質把握と甘味成分抽出法の検討」について発表しました。 -2024/9/28
【学会】日本きのこ学会第２７回大会にて、大沼研究員が「アラゲキクラゲに含まれる新規紫色色素成分の単離と生物活性」について発表しました。-2024/9/3
【学会】日本農芸化学会2024年度大会にて、矢野研究部長が「甘茶イソクマリン類のウイルス感染阻害活性」、上杉主任研究員が「食用ほおずきに含まれる新規withanolide硫酸エステルの同定と生物学的役割」について発表しました。-2024/3/25
【イベント】令和6年度いわて農林水産物機能性活用シンポジウム「農林水産物はどうして体に良いの？」を開催しました。 -2024/9/3
【イベント】令和5年度いわて農林水産物機能性活用シンポジウム「健康素材の宝庫“いわて”から機能性食品を発信する」を開催しました。 -2024/2/13
【研究会】第8回いわて農林水産物機能性活用研究会 総会を書面開催しました。-2024/2
【学会】日本農芸化学会東北支部シンポジウムにて、上杉主任研究員が「農林水産物や未利用資源の高度利用に向けた機能性成分研究」と題して講演を行いました。 -2023/10/21
【受賞】第3回BEST LIFE AWARD日本産の特産食品部門を受賞しました。採択テーマ「日本の貴重な資源「ヤマブドウ」を原料とした果汁飲料のヒトにおける健康機能性の解明」（矢野 明）-2023年9月
【受賞】2022年度 日本農芸化学会東北支部奨励賞（上杉祥太 主任研究員） — 2022/9/20
大沼広宜 研究員が着任しました — 2022/4/1
福原和哉 研究員が離任しました — 2022/3/31
【受賞】2021年 日本農芸化学会 BBB論文賞 — 2022/3/15
基礎研究・応用研究
岩手県の農林水産物とその未利用部位500種以上を収集し、エキスを抽出・定量化して1,000種を超える独自の抽出物ライブラリー構築・運用しています。
このライブラリーを様々な機能性評価系を用いてスクリーニングすることで、有望素材を探索します。
また、質量分析装置を用いたメタボローム解析により、含有成分の特徴を解明します。
各種クロマトグラフィーを用いて機能性に寄与する有効成分を単離精製し、質量分析装置（LC-MS/MS）などを用いた機器分析により同定します。
各成分の作用機序を、培養細胞等を用いた生化学的解析により明らかにします。
有効成分の解明により、素材に含まれる機能性成分の分析が可能となります。高機能品種や系統の選抜、機能性成分の効率的抽出法の開発など、様々な応用研究が可能です。
収穫されない未利用部位を、機能性成分を多量に含む有用素材として活用する、アップサイクルにも取組んでいます。
基礎研究・応用研究の成果を活用し、社会実装する活動にも取り組んでいます。岩手生物工学研究センターは、産学官連携組織・いわて農林水産物機能性活用研究会の事務局を務めており、県内公設試験研究機関、大学、生産組合、企業等と連携して、地域における機能性活用の推進を支援しています。
具体的には、機能性を活かした生産振興・商品開発・販売促進に向けたコンサルティング・分析等技術支援・素材および製品開発支援・機能性表示食品届出支援を実施しています。また、機能性の活用普及に向け、情報発信をしています（メルマガ発行・セミナー開催等）。
大学院生・特別研究員の受け入れについて
岩手生物工学研究センターは、岩手大学大学院連合農学研究科に属しております。
健康機能研究チームでは、大学院生（博士課程）を募集しています。
また、日本学術振興会の特別研究員の受け入れも可能です。
下記までご連絡ください。
お問い合わせ
岩手生物工学研究センター 生物資源研究部 健康機能研究チーム
研究部長 矢野 明（akiray @ ibrc.or.jp）
迷惑メール防止のため @ の前後にスペースを空けています。送信の際はご注意ください。
〒024-0003 岩手県北上市成田22-174-4
TEL : 0197-68-2911 FAX : 0197-68-3881
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